「新しい力」 L.i.C

19世紀最高の詩人と呼ばれた、ヘンリー・ワーズワース・ロングフェロー。
彼は困難の多い人生を過ごしました。

彼の妻メアリーは若い頃から長い間病に苦しみ、流産の後に22歳でこの世を去りました。
その後、その後再婚したファニーを心から愛しましたが、ある日突然の悲劇に襲われました。
ファニーが44歳の時、ひどいやけどを負って亡くなってしまったのです。
彼は悲しみにうちひしがれました。

彼が75歳になった時、ある記者がこのように質問しました。
「先生はお二人の奥様と死別され、多くの困難の中を歩んでこられたと聞いております。
そのような中で、どうしてそんなにすばらしい詩をたくさんお書きになることができたのでしょうか」

するとロングフェローは、庭にあるリンゴの木を指差しながらこう答えました。
「あの木が私の先生です。あの木はとても古い木です。
しかし毎年花が咲き、実を結びます。古い枝から新しい枝が少しずつ出るからです。
私もいのちの主であるイエス・キリストから新しい力を毎日いただき、
人生の新しい花を咲かせ、実を結びながら生きてきました」
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「希望を胸に」 L.i.C

ユダヤ人であったビクトール・フランクルは、
ナチスによって妻子も両親も殺されてしまいました。
それだけでなく、自分も収容所に入れられ、持ち物をすべて奪われ、
裸にされ、結婚指輪さえも奪われてしまいました。

しかし彼は、心の中でこう宣言しました。
「あなたたちは私から妻を奪い、子どもたちを奪うことができるかもしれない。
私から服を取り上げ、体の自由を奪うこともできるだろう。
しかし、私の身に降りかかってくることに対して、
私がどう反応するかを決める自由は、誰も私から取り除くことはできないのだ」

彼はその宣言通り、収容所の中でも希望を失わず、
生きてそこから出ることができました。
そして、収容所から出ることのできた人は皆、
何かしらの希望を持ち続けた人だったのです。
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「ピグマリオン効果」 L.i.C

ほめ言葉は心から湧き上がり、お世辞は歯の隙間から流れ出るという話があります。

真心からのほめ言葉と感謝の言葉は、人の心を動かすことができるのです。

1968年、ハーバード大学の社会心理学教授のロバート・ローゼンタールと、

小学校の校長歴20年以上のレノー・ジェイコブソンは、

ある時サンフランシスコにある小学校で、全校生を対象に知能テストを行いました。

その後、このテストの点数とは関係なく、無作為に20%の子どもを選びました。

そして、その名簿を担当の教師に見せ「知的に大きく成長する可能性のある学生」

という過度なほめ言葉を評価として与えました。
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