「自分を捨てて生かす」 L.i.C

太平洋戦争の末期、東京大空襲での出来事です。
後ろから火の手が迫ってくるので、みんな同じ方向に逃げていました。
一人の母親が、さっきまでしっかりと手を握っていたはずの幼い娘が、
いつの間にかいないことに気がつきました。
振り返ると、火は目前に迫っています。
周囲の人は反対しましたが、母親はその反対を押し切って、火の中に飛び込んでいきました。
誰の目にもそれは暴挙と映りました。
が、その時風向きが変わり、母親は娘を無事に助け出すことができたのです。
“「自分を捨てて生かす」 L.i.C” の続きを読む