「自分を捨てて生かす」 L.i.C

太平洋戦争の末期、東京大空襲での出来事です。
後ろから火の手が迫ってくるので、みんな同じ方向に逃げていました。
一人の母親が、さっきまでしっかりと手を握っていたはずの幼い娘が、
いつの間にかいないことに気がつきました。
振り返ると、火は目前に迫っています。
周囲の人は反対しましたが、母親はその反対を押し切って、火の中に飛び込んでいきました。
誰の目にもそれは暴挙と映りました。
が、その時風向きが変わり、母親は娘を無事に助け出すことができたのです。
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「敵を愛せない時は」 L.i.C

聖書は「汝の敵を愛せよ」と言います。
この教えに抵抗を感じる人も多いと思います。
敵には憎しみをもって対するのが、人間のごく普通の感情だからです。
しかし、憎しみの感情は自分にとってもマイナスになります。
「人を呪わば穴二つ」と言いますが、相手を滅ぼすかもしれないが、自分もまた滅びる。
葬る穴が二つ必要になるという意味です。
憎しみの感情は愛の感情と似て、非常に強い感情なのです。
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「愛はギブ&ギブ」 L.i.C

愛されることの少ない人は、人を愛することが少ないのです。
これを言うと反対する人もいるでしょう。
人を死ぬほど愛して失恋する人がいます。
「自分は死ぬほど愛したのに」と思うでしょう。
でもそれは少し違うのです。愛するとはひたする対象の幸せを願うことなのです。

「愛されない」ことを嘆く人は、
愛することによって「自分も愛される」という見返るを望むのです。
それは本当の愛ではないのです。愛はギブ&テイクではなく、ギブ&ギブなのです。
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