「愛に触れるとき・・」 L.i.C

聖書の中にザアカイという人が登場します。
彼はローマの支配下にあったイスラエルで、
同胞から税金を取り立てる取税人の頭でした。
無理矢理税金取り立てたり、だまし取ったりして、皆の嫌われ者でした。
そんな彼にとってお金だけが頼りでした。

ある日、彼の町に、癒しや奇跡を行うと有名になっていた
イエス様がやって来ることになりました。
ザアカイは名高いイエス様を一目みたいと思いましたが、
イエス様の周りには群衆が群がっていたので、
なかなか近づくことができません。
しかも彼は背が低かったので、見ることも出来ずにいました。
そこで、ザアカイは前方に走り出て桑の木に登りました。

そこへイエス様がちょうど通りかかった時に、上を見上げて言いました。
「ザアカイ、急いで降りて来なさい。今日はあたなたの家に泊まることにしてある」
それを聞いたザアカイは、大喜びしました。
そして彼はイエス様に「私の財産の半部を貧しい人たちに施し、
だましとった分は4倍にして返します!」と自ら言ったのです。
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