「泣くより喜べ」 L.i.C

泣く者といっしょに泣くのは、それほど難しいことではありません。
同情や憐みの心は持ちやすいのです。
難しいのは、喜ぶ者と共に喜ぶことです。
他人の幸福に対しては、妬む心を私たちは持っているからです。

自分より先に出世した同僚、自分は落ちて、友人は志望校に入学できた。
素直に喜ぶには、複雑に気持ちでしょう。私たちは人を妬む、嫉妬する心があります。
「自分の方がすぐれている」という、うぬぼれや、思い上がりが妬みとなるのです。
喜ぶ者と一緒に喜ぶとは、他人の祝福だけを意味するものではありません。
喜ぶ人を祝福する心が、自分をも祝福しているのです。
人を妬むことは、自分の心の中にある自分の望みも否定することになるのです。

「喜ぶ者といっしょに喜び、泣く者といっしょに泣きなさい。」〈ローマ12:15)
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